ユニット
ヴィンセント・ヴァン・ドゥイセンのLiving Boxはまさにこのケースにあたり、建物、コンサート用舞台、会議場、歴史的空間のような典型的な建築的プロジェクトを、規模を縮小して家庭用製品に変換しています。そして新しい機能などの特長を付け加えているのです。
ヴィンセント・ヴァン・ドゥイセンのLiving Boxはまさにこのケースにあたり、建物、コンサート用舞台、会議場、歴史的空間のような典型的な建築的プロジェクトを、規模を縮小して家庭用製品に変換しています。そして新しい機能などの特長を付け加えているのです。
Living Box は独立したアイテムなため使用場所を選びませんが、特にリビングルームに適した設計となっています。規模は縮小されているものの、元の建造物のモニュメンタル性は保たれており、加えて高品質な素材を使用したディテールが光ります。Living Box は横長のデザインで (230, 280, 330, 380) 、扉のないロータイプの収納家具。外部と内部で使用素材を変えて、変化をつけています。天板には、大理石とさまざまな木材の素材を活かした幾何学的装飾を施されています。全体がアイリスとピューターのフレームに収められ、上から見ると糸のようですが、正面から見ると厚みをともなった内部を囲むプロファイルに様変わりします。
天板の残りのスペースは空けたままにしても、アートオブジェや思い出の品を飾ってもよいでしょう。
「魔法の洞窟」を思わせる内部スペースにはサプライズが隠されています。表面に使用されているユーカリと新しいサンライズオーク材の仕上げが完全に包み込み、外周を際立たせています。
サンライズオークは、暖かみと柔らかい手触りのアクセントを除外することなく、現代的なテイストで再解釈した古典的テーマと言えます。
照明は落ち着いたLEDライトです。内部スペースは完全にフリーで、曲線のコーナーカバーにより鋭角を排除しています。このようにして生まれたスペースには、どんなアイテムでも収納またはディスプレイできます。舞台的外観を重視したソリューションでは実用性に欠けると考える場合は、シックで上品なアイリス、ピューター、オーク仕上げの引き出しを追加することができ、収納場所を増やして、空いた場所を埋めたり、使用頻度は高くても露出を避けたいものを隠すことが可能です。
引き出しは配置する場所を選ばないため、可能性の幅が広がり、大きなストラクチャー内に小さな建築アイテムを組み込んだ構成を楽しむことができます。
また、システムはビデオ機器、ハイファイの使用に対応するため、テクニカルアイテム用収納場所Tapeを備えています。
「構造を重視したLiving Boxは、素材の使い方と洗練されたディテールが際立っています。モダンでグラフィックな外観の製品で、イタリア伝統の職人技のたまものと言えます。またリビングルームの要となる存在です。組み合わせた素材、埋込型の照明、などのディテールを備えていて、ひと味違った製品となっています」
ヴィンセント・ヴァン・ドゥイセン
Vincent Van Duysen
ヴィンセント・ヴァン・ドゥイセンは1962年、ベルギーのロケレン生まれ、ゲントのサンルカス建築大学建築学科を卒業。1986年から1989年までミラノとブリュッセルで活動。1990年、アントワープに自身のスタジオを開設し、建築とインテリアデザインに主軸を置くようになった。その作品はインテリアデザインと建築が深く融合している。家具とアクセサリーは建築学の視野を取り入れてデザインされ、形にとらわれず、インテリアスペースとそれを包む建築の関係を深く理解して表現されている。ヴァン・ドゥイセンは極めて純粋でシンプルな作品を創造し、その作品は実用的で力強さにあふれている。
全経歴「保護は、私たち全員が必要とする非常に重要なものであり、私が建築と設計の作品に転換したいものはそれなのです」
Vincent Van Duysen
Living Box
スペック
Technical drawings 2d (.jpg)
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