テーブル
「D.859.1」は、当時10名用の会議テーブルとしてデザインされました。幅360㎝で構成されたこのテーブルの魅力は、大きさだけではなく、シンプルでありながら洗練されたデザインにあります。現代的な印象を与える脚部は、大きな台形型で先端が薄くなった天板を支えており、そこには空気力学を用いた吊り橋をヒントにデザインされています。
「D.859.1」は、当時10名用の会議テーブルとしてデザインされました。幅360㎝で構成されたこのテーブルの魅力は、大きさだけではなく、シンプルでありながら洗練されたデザインにあります。現代的な印象を与える脚部は、大きな台形型で先端が薄くなった天板を支えており、そこには空気力学を用いた吊り橋をヒントにデザインされています。
当時は、ブロンズ色を施したアッシュ無垢材で製造されましたが、現在はアッシュ材ナチュラル色、またはアッシュ材にブラック塗装色の2種類です。サイズ展開は、当時の360㎝に加え、280㎝、320㎝の3種類が用意され、オリジナルが持つバランスを忠実に再現しています。
「4つの明確な主題がこの建物を織りなしています。諸々の芸術の融合、家庭的ともいえる小さな空間と巨大な超高層ビルとの対比、建築とデザインの持つ表現と対話の機能、最後に広告と資本の絆です。」
Daniel Sherer, “Gio Ponti a New York”, in Espressioni Gio Ponti, catalogue for the exhibition at the Triennale di Milano, 2011.
ジョヴァンニ・“ジオ”・ポンティ(1891年11月18日ミラノ生まれ、1979年9月16日死去)はイタリアの名建築家の一人である。デザイナー、エッセイストとして20世紀で最も重要な人物の一人でもある。個性的な名建築の他に、彼は様々な家具も創作した。代表作は、「ポンティ」スタイルの家具で整えられたミラノの住宅プロジェクト3件である。1925年にランダッチョ通りに建てられた住宅群、1926年にブリン通りに建てられたカサ・ラポルテ、1957年にデッザ通りに建てられた住宅がそれ。
全経歴「[略] 私たちの生活の中で、オブジェクトの大部分は、産業によって生み出され、そしてまた、そこで特性も得ています [略]」
Gio Ponti
Configurator
D.859.1
スペック
Technical drawings 2d (.jpg)
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